先日、広島旅行に行ってきました。今回はその中でも宮島について紹介したいと思います。
宮島は景色が良く、歴史と自然の力を感じられる散策にぴったりの島でした。
広島市内から行きやすいので、広島に行くならばぜひルートに組み込むべきだと思います。
広島市内→宮島 広電
広島市内からはJRか広電に乗って宮島口まで行き、そこから船に乗ります。 所要時間はJRのほうが短く、料金は広電のほうが安くなっています。また、広電では1日乗車券やフェリーとのセットなど、お得なチケットが販売されています。
今回は、広電を利用しました。広電の広島駅から電車に乗車します。
広電は基本的に広島市内を走る路面電車なので、車両も路面電車らしいものとなっています。
広島駅を出てしばらくは路面電車として、街中の道路を走っていきます。 そして、広電西広島駅を過ぎると一般的な電車のように専用の線路を走っていきます。
乗車してから1時間10分ほどで広電宮島口駅に到着です。
ここからはフェリーで宮島まで行きます。 フェリーはJR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船という2社が運航しています。料金や所要時間などに違いはありませんが、JR西日本宮島フェリーには大鳥居に接近する航路をとる大鳥居便があり、また青春18きっぷが使えます。そして、宮島松大汽船は、広電などとセットになったお得な切符が販売されています。また、フェリーの料金の支払いには交通系ICカードが使えます。
今回は、JR西日本宮島フェリーを利用しました。支払はPASPYを利用したのですが、交通系ICカードの支払処理は宮島側の港で行っているようで、乗船する際はとくに何もせず通過しました。
乗船して約10分ほどで宮島桟橋に到着しました。
宮島到着 厳島神社を目指す
建物を出て右側に歩いていきます。
3分ほど歩くと、「日本三景 宮島」という石灯籠風の石碑がありました。その横の狭い通路を通り抜けていきます。厳島神社に行くには商店街を通っていくルートもありますが、海沿いのルートを選びました。
また3分ほど歩き、商店街の方から来た道と合流するとすぐに石の大鳥居があります。
石の鳥居を過ぎるとだんだん海の上にある赤い鳥居が見えてきます。
道に沿って左に曲がると、目の前に厳島神社の社殿が見えてきます。
厳島神社
拝観料を支払って、いよいよ社殿に入ります。
入ってすぐに「國寶嚴島神社」と書かれた看板がありました。
社殿は平清盛によって海上に造営されました。そのため、潮が満ちているときは建物の下に海水が入り込んでいます。
本殿からはこのような景色が見られます。
厳島神社本殿から出て、入口の方にある客神社本殿の方を見ると、五重塔も見ることができます。
そこから少し進むと、社殿の右楽房という場所から窓越しに大鳥居が見えました。左楽房と右楽房は舞楽を行う際に楽器を演奏する場所だそうです。
火焼前のところには写真撮影の行列ができていたのでスルーして順路に沿って歩いていくと、大国神社、天神社があります。それぞれ大国主命と菅原道真が祀られています。
両方お参りして、順路に沿って行くと、能舞台がありました。
ここを過ぎるとすぐに出口です。
清盛神社へ
厳島神社を出て、清盛神社の方に歩いていくことにしました。
途中、砂浜に下りることができます。
大鳥居を真横から見ることもできます。
のんびり歩いて15分ほどで清盛神社に着きました。まっすぐ歩けば5分くらいで着くと思います。
大願寺・厳島神社宝物館
少し戻って、大願寺でお参りをします。マップによれば、大願寺は日本三大弁財天として有名らしいです。
すぐ近くにある宝物館を見学しました。拝観券は厳島神社とセットでも販売されていました。 宝物館では鎧や刀、絵画などが展示されていました。とくに平家納経は装飾がとても美しかったです。
宝物館から出て、少し遠いですが大聖院まで行くことにしました。
大聖院
大聖院は空海が806年に開いたとされています。階段の手すりにはマニ車が設置されていました。
後から写真を見返していて気づいたのですが、大聖院の写真があまりありません。 階段を上るのに疲れていたのと、マニ車をくるくる回すのに夢中になっていたため、写真を撮るのを忘れていました。
写真はないのですが、大聖院の中では、戒壇めぐりが良かったです。
観音堂の地下にある「観音霊場お砂踏み道場」と書いてある入口から階段を下りて真っ暗な地下に入ります。そして、「南無大慈大悲観世音菩薩」と唱えながら左側の壁をつたって暗闇の中を歩いていきます。歩いていくと暗闇の中で照らされた仏像があるのでお参りしていきます。
真っ暗な中を、手探りではなく、「南無大慈大悲観世音菩薩」と唱えながら左の壁をつたっていきさえすれば出口にたどり着けると信じて歩いていくというのは、仏教の考え方を体現しているのではないかと感じました。
最初は真っ暗な中に明かりもつけずに入っていくのはすこし怖かったですが、とても良い体験でした。大聖院に行った際は体験してみてください。
一番奥の大師堂まで行き、遍照窟もお参りしたので、海の方に戻って千畳閣に行くことにしました。
途中、木々の間から海と大鳥居が見えました。
遠回りしながら20分くらい歩き、千畳閣と五重塔の辺りに着きました。
千畳閣
豊国神社、通称千畳閣は、豊臣秀吉が命じて建立した経堂です。千畳の名の通りかなり広くて開放感のある板敷きの空間です。
縁側からは海も見え、眺めがよかったです。日陰になっているため休憩している人がたくさんいました。
表参道商店街
すこしお腹が空いたので、商店街で食べ物を探すことにしました。
宮島でがんす@博多屋
まず気になったのが、博多屋の「宮島でがんす」です。ネーミングセンスが何ともいえない感じで良いと思います。「宮島じゃけえ」も気になりましたが、お腹のすき具合からがんすにしました。
食券を買って、店の人に渡すと番号札を渡されるシステムです。3分ほどで渡された「宮島でがんす」はあつあつでサクサクしていておいしかったです。
揚げもみじ@紅葉堂
次に、向かいにあった紅葉堂の揚げもみじを食べました。中の餡がこしあん・クリーム・チーズ・瀬戸内レモンとあって、迷いましたが瀬戸内レモンを注文しました。
揚げたもみじ饅頭は初めてでしたが、揚げたてのサクサクでおいしかったです。レモン餡はおいしくて良かったですが、ほかの味も試してみたいです。
潮が引いた大鳥居
海沿いまで出ると、潮がかなり引いていました。
出現した砂浜にかなり人がいたので行ってみることにしました。砂浜はかなりしっかりした感触で、足を下ろす場所をきちんと選べば足を濡らすことなく歩くことができました。
最初に来たときは完全に海の上にあった厳島神社が砂浜の上にありました。
せっかくなので厳島神社の側まで歩いて行ってみました。
大鳥居より沖側に行ってみました。太陽が沖の方から当たるので、鳥居の朱色がきれいに見えました。
しばらくすると大鳥居の下からも水がなくなったので大鳥居をくぐってみました。
少し前まで海だった場所を歩くことができたことで、月の力のすごさを実感しました。
宮島桟橋
最初に着いた宮島桟橋に戻ってきました。
帰りのフェリーは宮島松大汽船を利用しました。
まとめ
宮島は厳島神社以外にも様々な神社やお寺があり、景色がとても良い、散策にぴったりの島でした。もう少し疲れておらず、時間もあったら、もっといろいろな場所に行ってみたかったです。
お読みいただきありがとうございました。